【Minecraft】 Axiom ~ワールド編集オールインワンツールMOD~ #1 概要
注意: 本記載は、Axiom Ver.1.5.1 (Minecraft Java Edition 1.20.2) 現在の状況について記載しています。バージョンによりUI等が変更される場合がありますので、注意してください。
全体目次
# | 項目 |
---|---|
#1 | 概要 (本記事) |
#2 | ビルダーモード(1) カメラ移動動作・コンテキストメニュー |
#3 | ビルダーモード(2) サイドバー |
#4 | エディターモード(1) 基本操作・チュートリアル |
#5 | エディターモード(2) 選択・編集・保存 |
#6 | エディターモード(3) ペイント・描画#1 |
#7 | エディターモード(4) 描画#2・地形改変 |
#8 | エディターモード(5) その他ツール・高度な操作 |
#1 概要
Minecraft (Java Edition) のワールド編集MOD「Axiom」について解説します。
このMODは、Minecraftのクリエイティブモードの機能を拡張およびワールド編集を行う様々なツール機能を提供します。WorldEditやVoxelSniperと一部機能が類似しているため、対比されることもあります。
非常に機能が豊富なうえ、操作感が若干複雑なこともあってとっつきにくい部分があるかもしれません。しかし、今後のバージョンアップでさらに使い勝手が良くなっていくであろう重要なMODだと思い、数回に分けて解説したいと思います。
Axiomは主に2つのモードがあります。本解説では、数回に分けてそれぞれの機能を説明していきます。
- ビルダーモード (Builder Mode)
- Minecraftのクリエイティブモードを強化します。飛行・ブロック操作・インベントリの拡張・簡単なワールド操作などの機能があります。
- 今までは個別のMODとして提供されるような機能をひとまとめに提供します。
- エディターモード (Editor Mode)
以下は、代表的な機能の一つである、Editor ModeのRock Toolの操作の一部に関するデモ動画です。動画のように、リアルタイムでマウスをぐりぐりするだけで地形を生成していることがわかります。
- 全体目次
- #1 概要
- 導入方法
- MOD (シングル / クライアント) 版の導入
- サーバ環境への導入
- 注意点
- 導入に当たる注意点
- 規約上の注意点
- 導入方法
【Minecraft】Juuuuuuuuump - 建築プラグインサーバの移動を快適にするプラグインの紹介
Minecraft の建築プラグインサーバで、広いワールドを快適に移動するためのSpigot プラグイン、「Juuuuuuuuump」について紹介・解説します。ダウンロードサイトは以下にあります。
このプラグインは Spigot およびその互換サーバ (PaperMC等) で1.12以上であればほぼ対応しています。比較的古いプラグインですが、1.20.2現在まだまだ現役で動作します。
導入のメリット
本プラグインと同様に移動を快適にする方法として、クライアント側にMODを導入 (例: Fly MOD 3D) する方法があります。しかし、プラグインであればその手間はかかりません。何より、シンプルな使い方であり、しかもクリエイティブ移動の操作感を直接変えないため、建築勢だれでも容易に習得できます。
長い利用実績がある信頼性の高いプラグインです。例えば、Minecraft建築コミュの建築勉強会サーバ等で導入されています。
基本的な使い方
- トリガーアイテム (デフォルトでは時計) を手に持ち、右クリックすると、今向いている方向に移動します。
- デフォルトで20ブロック分程度移動します
- 向かった先にブロックがある場合、ブロックを通り越します
- 左クリックすると、いちどに移動する距離を20ブロックずつ、最大260ブロックまで伸ばすことができます
一般のプレイヤーが利用できるようにするためには、パーミッションを変更する必要があります。詳しい使い方は、上記のダウンロードサイトを参照してください。
プラグイン導入にあたる便利な設定
高速で移動するとき、サーバ側のログで XXX moved too quickly
という警告メッセージが出てしまうことがあります。Spigotの設定を変更することで、このログを抑制することができます。
サーバ側のspigot.yml
を開き、以下の設定を最大値以上 (300.0等) に変更ください。
moved-too-quickly-multiplier: 10.0
このプラグインのいきさつについて
このプラグインですが、利便性と操作の簡便性に比してちょっと知名度が低いと感じていますので、取り上げてみました。特に最近の公開サーバでは意外と導入実績がありません。おそらくですが、CurseForgeにないこと、名前を正しく入れないとGoogle検索で非常にヒットしづらい等ことがあるのでしょう。
もともとこのプラグインは、もっと前のバージョンで有名だった「TSP_A_Jumper」の事実上後発にあたるプラグインといえます。移動の挙動はそのプラグインと近いものになっています(完全にそっくりそのままは再現できないらしいですが…)。
【Minecraft】Prism Launcherを使ったMOD環境構築 概要と手順
- 本記事は、Minecraft Java Edition Ver.1.19.4およびPrism Launcher 6.3時点の手順のものです。バージョンアップにより手順が変更となる場合があります。
- ここで紹介する方式はMinecraft公式の方法ではありません。もし本手順を行ったことによる不利益があった場合、自己責任でお願いします。
- Prism Launcher導入のメリットとデメリット
- Prism Launcherの導入手順
- 事前準備
- Prism Launcherのインストール
- アカウントの設定
- 起動構成の追加
- MOD Packの起動構成を追加
- 個別の起動構成を追加
- 補足
本記事は、Prism Launcherを使ってMinecraft Java EditionでMOD環境構築をするメリット・デメリットおよび導入手順を解説します。 prismlauncher.org
Prism Launcher導入のメリットとデメリット
Minecraft Java EditionでMODを導入するとき、環境構築に手間がかかることが問題となります。構成ごとにフォルダを分けて管理したり、バージョンに合わせてサイトからダウンロードしなければなりません。しかも、マルチプレイで遊ぶ場合は遊ぶ人全員に対してこのスキルが求められます。そのような問題を解決するために、Minecraft非公式のランチャを使う方法があります。
同様のツールとして、MOD配布サイトであるCurseForge公式のランチャーがあります。しかし、昨今はMOD配布サイトとしてFabricのMODに強みがあるModrinthが登場しています。ModrinthのMODはCurseForgeのランチャで導入することはできません。
そこで、Prism Launcherが便利です。Prism LauncherでMOD環境構築することで、以下のメリットがあります。
- Minecraftの複数の起動設定・バージョン・MOD構成 (起動構成) をひとつのツールで簡単に管理することができる
- ただ管理するだけでなく、MOD Packや個別のMODをインストールする機能がある
- CurseForge(一部除く)とModrinth、両者で配布されているMODをどちらも導入できる
- 完全ではないが、日本語対応もされている
ただし、デメリットあります。そこを了承の上で使うことが良いでしょう。
- Minecraft公式のランチャでないため、サポートが全く行われないこと
- CurseForgeの仕様変更やサードパーティブロック(いわゆる大人の事情)に振り回される可能性があること
- Prism Launcher自身をアップデートするためには直接本体をダウンロードする必要があること
【Minecraft】Fabric MOD紹介 ~快適建築生活に向けて~
※ 本記事はMinecraft Java Edition Ver.1.19時点の記事です。今後状況が変わるかもしれません。
- 概要
- FabricのMODによるOptifineの置換え
- FabricのMOD紹介
- シェーダー (影MOD)
- 描画その他改善
- Optifine互換MOD
- 建築に便利な機能を提供するMOD
概要
本記事は、Minecraftの前提MODの一つである、FabricのさまざまなMODを紹介します。とくにOptifineを外して、より優秀なMODを使うことを念頭に置いて、さらに快適なマイクラ建築生活を送れるようにすることを目的としています。普段バニラ建築をされている方はもちろん、最近は「Conquest ReFabricated」も登場していることを鑑みて、建築MOD開発者もちょっと注目しておいたほうがいいかもしれません。
本記事は、Ver.1.19時点のものをベースに紹介しています。今後は少しずつ状況が変わっていくことが予想されます。
続きを読む【Minecraft】元ニコニコユーザによるMinecraft建築シーンの歴史(4/4)
- 本項目は読み物です。筆者の恣意的な視点が混ざっていますのでご注意ください。
- 本項目は日本国内、かつJava Editionについて扱います。海外とかの情勢はおろか、Pocket Edition(現在の統合版)における歴史とかはあまり追っていません。そこら辺の歴史を知っている人は是非自分で書いてもらいたいくらいです。
4.統合版の時代 2018年~2023年現在 (Ver.1.12~現在)
- 4.統合版の時代 2018年~2023年現在 (Ver.1.12~現在)
- あとがきと未来に向けて
4-1. 建築コミュ主導の時代 2018年後半~2020年前半 (Ver.1.12~Ver.1.15)
Ver.1.13とVer.1.12永住
2018年後半に入ると、海関連や樹皮を剥いだ原木等大きな更新があるVer.1.13が誕生します。しかし、ここで大きな問題が起きました。ブロックの管理方法が変更され、第2章で紹介したブロックIDとメタ番号の概念が完全に廃止されるときが来てしまいました。そのため、既存のMODの多くは現在までVer.1.12でのリリースとなり、永住の原因となっています。なんなら、一部のMODの影響で未だに1.7から抜け出せない人までいます。このように、Ver.1.7とVer.1.12とその次のバージョンの間は大きなバージョンの壁があります。
2019年には階段や柵、村に関する項目が大幅追加されたVer.1.14もリリースされます。蜂に関するアップデートがあるVer.1.15もありました。バニラもだいぶ表現が豊かになってきました。
ワンクラが終わってしまったりしてTwitter建築の賑わいこそ若干薄れましたが、この頃はMinecraft建築コミュニティが勢いを取り戻しました。
続きを読む【Minecraft】元ニコニコユーザによるMinecraft建築シーンの歴史(3/4)
- 本項目は読み物です。筆者の恣意的な視点が混ざっていますのでご注意ください。
- 本項目は日本国内、かつJava Editionについて扱います。海外とかの情勢はおろか、Pocket Edition(現在の統合版)における歴史とかはあまり追っていません。そこら辺の歴史を知っている人は是非自分で書いてもらいたいくらいです。
3. ストリーミングとSNSの時代 2015年~2018年 (Ver.1.2~Ver.1.7)
- 3. ストリーミングとSNSの時代 2015年~2018年 (Ver.1.2~Ver.1.7)
3-1. 安定期と媒体の多様化 2015年~2016年前半 (Ver.1.7~Ver.1.8)
バージョンアップの安定時期
2014年にVer.1.8がリリースされますが、ここからVer.1.9のリリースは2016年まで待つことになります。Ver.1.8になるとテクスチャの仕組みが変わり、モデルから作る「3Dリソースパック」が可能となります。ただし、いろいろ制限が大きいので使いやすい3Dリソースパックは少なく、もう少しVer.1.7メインの時代が続きました。
この頃は建築技術もコミュニティも成熟していきます。そんな背景を象徴するような楽曲マインクラフトクリエイティブを紹介します。
トレンドとしては、後に紹介するTwitterの情勢等や建築の長期化を防ぐ意味合いでも、「いかにかっこよく建築を見せられるか」がトレンドでした。内装がなかろうがハリボテだろうが容赦なくかっこよく見せます。反面内装等が衰退した時期でもあります。せっかくなのでこのトレンドを象徴するかのような動画を紹介します。
この頃になると発表の場はニコニコだけではなく、他の媒体も重要な建築発表の場となります。
続きを読む【Minecraft】元ニコニコユーザによるMinecraft建築シーンの歴史(2/4)
- 本項目は読み物です。筆者の恣意的な視点が混ざっていますのでご注意ください。
- 本項目は日本国内、かつJava Editionについて扱います。海外とかの情勢はおろか、Pocket Edition(現在の統合版)における歴史とかはあまり追っていません。そこら辺の歴史を知っている人は是非自分で書いてもらいたいくらいです。
2. ニコニコ動画の時代 2012年~2015年 (Ver.1.2~Ver.1.7)
- 2. ニコニコ動画の時代 2012年~2015年 (Ver.1.2~Ver.1.7)
2-1. 建築コミュ誕生の時代 2012年~2013年前半 (Ver.1.3~Ver.1.5)
Minecraftの進化
2012年~2013年は立て続けに新しいバージョンがリリースされます。Ver.1.3にかけて、それまで1種類しか使えなかった木材のハーフや階段が4種類(オーク、松、白樺、ジャングル)になり、建築の幅が広がりました。
Ver.1.4になるとビーコンや金床、丸石の塀、額縁とかが出てきます。ゴシックなトゲトゲでおなじみの表現ができるのもこの時代からです。Ver.1.5になるとホッパー等レッドストーン関連のブロックが追加されました。
Ver.1.5からはテクスチャ開発がガラリと変わります。Ver.1.4までは今みたいに画像が分かれておらず、「terrain.png」という一枚絵から切り出したようなものでした。Ver.1.5からは画像ごとに個別になります。
続きを読む