【Minecraft】 Axiom ~ワールド編集オールインワンツールMOD~ #5 エディターモード (2)
注意: 本記載は、Axiom Ver.2.0.0 (Minecraft 1.20.2) 現在の状況について記載しています。バージョンアップによりUI等が変更される場合がありますので、注意してください。
Minecraftのワールド編集MOD「Axiom」について解説します。5回目は、エディター (Editor Mode) モードの範囲選択・操作・保存に関する解説です。
# | 内容 |
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1 | 基本操作・チュートリアル |
2 | 選択・編集・保存 (本記事) |
3 | ペイント・描画 |
4 | 地形改変 |
5 | その他ツール・高度な操作 |
範囲選択ツール
Axiomには、範囲を選択するツールがあります。範囲を選択することで、主に以下の2つのことができます。
- 選択範囲に対して塗りつぶし・置換・切り取り・コピーの操作をする
- ブラシ等の地形改変操作を選択範囲に限定する
範囲選択ツールは、以下の3種類があります。
項目 | 内容 |
---|---|
Box Select (ボックス選択) | ボックスを指定して選択します。一番オーソドックスな選択方法です。 |
Magic Select (マジック選択) | 同じ種類のブロックをまとめて選択します。デフォルトはかなり広範囲を選択するので注意。 |
Freehand Select (フリーハンド選択) | 右ドラッグで自由に選択します。 |
Box Select (ボックス選択)
Toolsの左上から2番目にあります。右クリック
で直方体の範囲を2点(Pos1, Pos2)を指定して選択します。選択範囲はあとから矢印を引っ張れば調整できますので、はじめは大雑把に選択して構いません。
1回目にEnterキー
を押すと範囲が確定(黄色い枠が付く状態)します。範囲が確定した状態でEnterキー
またはCtrl+Zキー
を押すと、選択範囲を解除します。分からなければ、Tool Optionsの一番下のActionsにも、その時できる操作がボタン化されていますので、忘れたときはここを見てください。
選択範囲がある状態で別の場所を右クリックで選択すると、デフォルトでは範囲を選択し直します(Replace)。Tool Optionsから以下のように、選択範囲の種類を設定できます。ですが、最初はデフォルトのReplaceだけ覚えておけば問題ありません。
- Add: 今ある選択範囲に追加で選択範囲を設定します。
- Replace(デフォルト): 新しい選択範囲を作る場合、範囲を選択し直します。
- Subtract: 確定した選択範囲がある状態で、その範囲を一部削る選択範囲を設定できます。密集地で矩形選択すると他の建物が範囲に入ってしまうことを防いだりできます。
- Intersect: 確定した選択が2つ以上ある状態で、その範囲の共通部分のみを選択する選択範囲を設定できます。
Magic Select (マジック選択)
Toolsの一番左上、星がついた杖のアイコンがマジック選択です。同一種別のブロックを右クリック
で選択します。デフォルトでは、更に右クリックすると追加で範囲を選択できます。Enterキー
またはCtrl+Zキー
を押すと、選択範囲を解除します。下図は、木の葉の部分を3箇所マジック選択で選択した状態です。
Freehand Select (フリーハンド選択)
Toolsの左上から3番目、透明のペン状のボタンを選択します。右クリック
で表面をなぞって選択できます。デフォルトでは指定したブロックに沿って球形に5ブロックの範囲が選択されます。Tool Optionsで好きな形や範囲に設定できます。デフォルトでは、更に右クリックすると追加で範囲を選択できます。下図は、木とその周りを右クリックでぐりぐり選択したときの様子です。
選択範囲の操作
塗りつぶし
範囲が選択された状態でCtrl+Fキー
を押すと、選択範囲を塗りつぶすことができます。塗りつぶす際に、塗りつぶし対象のブロックをピッカーから選択します。いわゆるfillコマンド相当です。
置換
範囲が選択された状態でCtrl+Rキー
を押すと、選択範囲のブロックを1つ置き換えることができます。置換の際に、置換対象元、置換対象先のブロックをピッカーから選択します。いわゆるreplaceコマンド相当です。
切り取り
範囲が選択された状態でCtrl+Xキー
を押すと、選択範囲を直接別の場所に移動することができます。コピーと違い、クリップボードには保存されません。矢印を操作して各方向に移動、同様に、円形の箇所をドラッグして各軸に90度回転することができます。
コピー
範囲が選択された状態でCtrl+Cキー
を押すと、対象範囲をクリップボードにコピーします。貼り付けは、Ctrl+Vキー
で行うことができます。切り取りと同様、貼り付けの際には移動や90度回転を行うことができます。
クリップボード (Clipboard) ウィンドウが表示されている場合、コピー中のものが表示されるようになります。上図では、右上に桜の木が表示されています。
クリップボード操作 (Clipboard)
ブループリントへの保存
Ctrl+Cキー
でコピーした領域を ブループリント (Brueprint) として保存することができます。ブロックがコピーされた状態でCtrl+Pキー
をクリックすると、対象領域をブループリントとして保存する画面が出てきます。名前を指定してファイルに保存することができます。さらにTagを設定すれば、読み込み時に検索性が向上します(デフォルトで結構な数のタグが用意されています)。
デフォルトで、.minecraft/config/axiom/blueprints
に保存されます。このフォルダにサブフォルダを作って保存しても構いません。
なお、保存形式は独自の形式.bp (brueprint file)
となっており、WorldEdit等で使用されるSchematicとの互換性はありません。
ブループリントの読み込み
クリップボード (Clipboard) ウィンドウのコピー内容が表示された箇所をクリックすると、ブループリントブラウザ (Blueprint Browser) を開くことができます。ここで選択すると、保存したブループリントの内容をクリップボードに読み込むことができます。クリップボードに読み込んだら、そのままCtrl+Vキー
で貼り付け操作を行うことができます。
Schematicファイルのインポート/エクスポート
メインメニューの [File] - [Import Schematic] をクリックすると、既存のWorldEdit等で保存したSchematicファイルを直接クリップボードにインポートすることができます。反対に、クリップボードにある状態で[File] - [Export Schematic] をクリックするとSchematic形式のファイルにエクスポートすることができます。
距離測定 (Ruler)
距離測定ツールでは、ブロック間の距離測定および中点の選択範囲指定を行うことができます。 Toolsの左から4番目のRulerを選択します。右クリックで2点以上を選択すると、各範囲のブロック数を測定することができます。Tool OptionsのRuler項目でDistanceを指定すると、実距離を測定することもできます。
Select Centerをクリックすると、設定した点全体の中点が選択範囲として選択されます。