新駒奈日誌

Minecraftの建築に関する情報をよろずに書いていく。

【Minecraft】動画:DEVIDED. 解説編

コマナズです。
先日私が投稿した動画、「DEVIDED」の紹介および解説をそろそろ記載していこうと思います。


動画のテーマについて

1-1. なんでこんなの作ろうと思ったの?

もちろん万人受けするとは到底思っていません。クレームもいろいろ来るでしょう。ですが、この動画は私がマイクラ建築をやる当初から温めていたネタのうちの1つです。簡単に言えば、某フリーゲームの影響をちょっとだけ受けたわけですね(もちろん、元は単純な壁だけでなくいろいろと要素があります)。
このゲームはかなり古く、2002年のフリーのRPGです。ただこのストーリーは、「現代RPG」を装っておいて実際にははっきり言って時代を先取りしすぎた先進的なSFだと今は思います。

当初はまぁアイデアを形にできず断念していました。そこに、以下の記事を見つけてしまったがために、この方式でなんとか再現できないか、考えだしてしまいました(コラじゃないんです)。なお、下の記事に出てくる壁は実際には貧富の壁でも何でもないんですけどね・・・。元はと言えば高級マンションの広告らしいですし。

補足:本当の意味での貧富の壁は残念ながら現実に存在する箇所があります。。富側の主張によれば、これは防犯のためのものらしいです。実際には私の作品のようにぎりぎりまで寄ったりしないし、ここで出てくる「右側」ももっと見てられない状況です。

1-2. そもそもこれは貧富の壁なの?

まぁおおむねそうと言えるでしょう。人口比率的には右側の人々の方が多いです。この動画の右側の人は案外不幸せでもないかもしれません。逆に左側にいることで窮屈だの日々鬱になりそうだの感じてる人々もいるかもしれません。ただし、右側では麻薬が蔓延っていたりだとか、ヤクザの縄張り争いがあったりとか、被検体を無理やり募集するような怪しい研究とか(もし実験成功すれば左側に行ける的な)?がもしかしたらあるかもしれません、つまり命の保証はない、とだけは言っておきます。

1-3. 何が言いたかったの?

実は動画内で、「この壁を撤去せよ」とは一言も言っておりません。実際にはもっと多様で、複雑な感情を表現したものなので、正直何が正解とかはありません。ただ、今の自分の立ち位置を認識して、「これでいいのかな?」と考えてほしかっただけです。少なくとも私は、物理的にはなくても現状はこんな感じの壁ができつつあると思っています。某ト○ンプさんが「アメリカとメキシコに壁をつくろう!」などといったのもまさにこんな感じかもしれないですし、ネタ的には案外タイムリーだったと思います。


2. 動画の内容について

2-1. BGMについて

「旅への誘い」の時は「BGMから入る」という手法で動画を制作したため、非常にノリの良い仕上がりでした。今回は「モノありき」なのでBGMの選定にはかなり時間がかかりました。いろいろ聞いた結果、たまたま魔王魂さんのあの音楽がぴったりだった、というわけです。ちなみに、前半のBGMは実は歌詞がありますが、雰囲気のためピアノ版にしました。

2-2. 範囲について

範囲は150x300の範囲で作りました。まぁ私が飽きない範囲ってやつです。当初は2000x2000の広大なワールドで作るつもりでしたが、まぁ挫折してしまったので規模を小さくしてやり直しました。なので、左側の地区の建物は2016年くらいに作ってたやつも混じっているはずです。未公開だし使いまわしてもいいよね?

2-3. 「何もない」とは?

ちょっと表現がわかりにくかったかもしれない。実際には家も所狭しと並んでるし。ちょっとした逆説的な表現です。


3. 建築について

3-1. スラム街の様式について

スラム街を表現するために、Falloutだの九龍城だのその他現実のスラム街だのいろいろ漁った結果、ご覧の様式になりました。いろいろ屋根だの壁だのがパッチワークだったり補修されていたりを表現しています。あとやたらとアンテナがたくさん立っています。

一番右側にあるスラム化したビル街は、日本の某所だとか中国の貧しい地区あたりを参考に作っていたりします。

3-2. 現代建築の様式について

左側はまぁただの現代建築なので特にこれっという参考にしたものはなく、日常の風景すべてが参考資料です。とりわけ裕福な手前の2棟と後ろの高級マンションは高級住宅街のものを参考にしていますが。


文責:コマナズ