新駒奈日誌

Minecraftの建築に関する情報をよろずに書いていく。

【Minecraft】FAWE : Fast Async WorldEdit 第1回 概要編

2019/09/27 ダウンロード先のリンクが切れてた。。修正しました。
2019/04/09 ダウンロード先を最新のものに変更 / FAWEが1.7.10に対応しなくなったため、記載修正。

※本稿は、ある程度WorldEditを使用したことがある人向けに説明しています。

最近注目されているプラグイン、FAWE。

本名はFast Async World Edit。それは、World Editをより安全により使いやすくしたものです。いままでのWorld Editとは何が違うのだろうか?一体どんな新しいコマンドがあるのだろうか?ちょっとずーつですが、複数回に分けてブロマガ化します。

Fast Async WorldEdit & VoxelSniper

第1回:FAWEの概要


FAWEの概要

WorldEditは、建築を補助する様々なコマンドを用意したプラグインです。非常に便利なので、建築勢に限らずコマンド勢でも利用者が多いと思います。

しかし、問題もないわけではありませんでした。今までのWorldEditは、ユーザが何かコマンドを実行するたびに、その結果を待つ必要がありました。このため下の図のように、うっかり時間のかかる処理を伴うコマンドを実行しようものなら、サーバから結果が帰らず、終いには「もう待てない!」と、エラーになってしまう(いわゆるタイムアウトエラー)ことがありました。

でもFAWEなら大丈夫。重い処理を実行しても、裏でコツコツと別の人が作業してくれます。言うなれば、下の図のように受付と職人さん(正確には複数のスレッド)がいて、役割分担してくれるイメージです。受付に言えばユーザは次の作業に移れるため、実行結果を待つ必要がありません。つまり、100万、1000万ブロックのcopyとかを実行しようが、サーバは次のコマンドをすぐに受け付けることができます。

でも、それだけではない

でも、FAWEは単純に上記のようにWorldEditを安全にしただけではありませんでした。なんと彼はWorldEditにはない新しいコマンドを追加してしまったのです。。そのほんの一例を、以下の動画で確認することができます。ブラシで様々な角度のピサの斜塔を作り上げてしまう動画です。


FAWEの動作環境と入れ方

FAWEは、様々なMinecraftの環境で動作させることができます。驚くべきことに、Nukkit(Bedrockのプラグイン鯖)に対応できます。ダウンロードは下のリンク(Incendo Download Portal)から。入れれば、あとはいつものWEと同じように使えます。(FAWEのログが表示されれば成功です。)

https://empcraft.com/fawe/download/

動作環境
  • Bukkit / Spigotサーバ 1.13 ~ 1.8.9
    いつもどおり、pluginsフォルダに単独でjarをPONと入れるだけ。WorldEdit(≠FAWE)はpluginsフォルダに入れないでください
  • Nukkit(MCPE)
    DBLibを追加で入れる必要があります。(下記で解説)
    FAWEとDBLibのjarを一緒にpluginsフォルダに入れます。
  • Sponge 1.12.2 ~ 1.11
    基本はBukkit版と入れ方は一緒。WorldEdit(≠FAWE)はpluginsフォルダに入れないでください
  • Forge 1.12.2 ~ 1.8.9
    対応するバージョンのForge版WorldEditとForge版のFAWEを一緒に入れてください。
  • Cauldron / Thermosサーバ
    2019/4/9現在、対応しなくなりました。1.8.9以降をお使いください。
補足情報
  • 以下のメッセージが出てFAWEのコマンドが実行できないときは、/weaとコマンドを打つか、FastAsyncWorldEditのconfig.ymlから「region-restrictions」の設定を無効化します。
    Outside allowed region (bypass with /wea, or disable `region-restrictions` in config.yml)
    Spigot/Bukkitサーバの場合、config.ymlはサーバがあるフォルダの「plugins\FastAsyncWorldEdit」内にあります:
    # Set true to enable WorldEdit restrictions per region (e.g. PlotSquared or WorldGuard).
    # To be allowed to WorldEdit in a region, users need the appropriate
    # fawe.plugin> permission. See the Permissions page for supported region
    plugins.region-restrictions: true
    ↑ ここを以下のように変えます。↓
    plugins.region-restrictions: false
  • DBLibの最新版は、ダウンロード場所が非常にわかりにくいです。githubページの「Latest Dev Build」から、circleciのページに飛び、最新のmaster番号をクリックします。次に、見えた先の画面で「Artifacts」タブをクリックし、そのすぐ下に見えるツリーを展開すると、jarのリンクが見えるはず。


  • FAWEは、コマンドを実行するたびに様々なお役立ち情報をログに流してくれます。参考にすると良いでしょう(コンフィグで消せます)。下の例では、「//fastで、undoできない代わりにコマンドを速く実行できるよ!」と表示されています。

参考になりそうなリンク

komnazsk.hatenablog.jp

 


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