【Minecraft】1.13以降でWorldEditを使う際のブロック指定方法とか
この記事はMinecraft 1.12以前にWorldEditプラグインを使用したことがある方向けの記事です。WorldEdit自体の解説は建築コミュのブログがおすすめです。
追記: WorldEditでもっと高度なブロックパターンの指定方法について知りたい場合はこちらの記事がおすすめです。 komnazsk.hatenablog.jp
コマナズです。
Minecraft 1.13以降、WorldEditの使用時に困ったことがありました。それは、「1.13以降に追加された新しいブロックを設置する際にブロック状態の指定方法がよくわからない」ことでした。
1. 従来のブロック指定方法と新しいブロック指定方法
従来、MinecraftでWorldEditを扱う際は数字のブロックIDとダメージ値(通称メタ値)の2つの指定によってブロックの種類、向き、その他もろもろ・・・を指定してきました。
例えばsetコマンドを使用する場合、以下のような感じでした。
従来の方法 //set (ブロック値):(ダメージ値) //set 35:1 ...橙色の羊毛の一括設置 //set 43:0 ...二段重ねの石のハーフブロック
しかし、「1.13以降に追加されたブロック」ではこの指定方法がほぼ使えなくなります。また、「水中に没した状態」のように、新しい状態が追加されたブロックも同様です。とはいえ、spigot等の一部環境では、旧来の指定方法(上記)が全く使えなくなるわけではなので、「今までWE何年も使ってて数字を覚えてきたけど全く無意味になる」という事はありません。
新しい指定方法は、以下のようにblockstates(ブロックの種類)とその値を列挙することで指定するようになります。blockstatesにより、例えば向きの指定とか水没しているかどうかとか、ブロックごとの状態を指定することができます。blockstatesに何の値が指定できるかはブロック次第です。
//set (ブロック名)[(blockstates)=(値),(blockstates)=(値),...]
2. 新しいブロック指定方法の一例
ここからは一例について見ていきましょう。新しいブロックの指定方法や、従来だと指定が難しかった方法について、特に需要がありそうな部分を載せておきます。
2-1. ハーフブロック
- ハーフブロックの場合、以下のようにtype指定で設置種別が指定できるようになります。 ** type : ハーフブロックの種類 [ bottom, top, double(2段重ね) ]
//set oak_slab[type=double] ...2段重ねのオークの木の半ブロック //set stone_slab[type=top] ...上付き石半ブロック
2-2. 向きの指定の例
- 階段ブロックの場合、向きを指定する場合はもっとプロパティが増えます。
- facing : 階段ブロックの方角 (north, east, west, south)
- half : 階段ブロックの上下指定 (bottom : 上向き / top : 逆方向)
- shape : 階段ブロックの接続方向
- 階段の向きを変える際に使います。あまり指定はしません。
//set andesite_stairs[facing=east,half=top] ...東向きの安山岩の逆向き階段
- 原木のように、x、y、z軸を指定するタイプのものもあります。
- なお、全方向覆われた原木はlogではなくwoodを指定します(別ブロック扱い)。
//set oak_log[axis=x] ...x方向の原木 //set oak_wood ..向きなしの原木
2-3. 葉っぱの落葉有無の指定
- 従来のメタ番号の時代、「ブロックがすぐ消える」と評判の葉っぱの指定もかんたんです。
- 「persistent=true」と設定するだけで、ブロックが消えなくなります。
//set oak_leaves[persistent=true] ...落葉しないオークの葉っぱ
2-4. 水中判定
- 「waterlogged=true」と指定すると、水没したブロックを指定できます。
//set oak_fence[waterlogged=true]
2-5. ブロック名の分離
- 羊毛のように色に関する情報は従来メタ番号で指定していましたが、こうしたブロックはブロック名が分けられています。blockstatesの指定とかはありません。
//set pink_wool ...ピンク色の羊毛 //set black_concrete ...黒いコンクリート
3. わからないときは
これまで説明したことを1度でも目を通せば、ブロックごとにどんな状態があるのか覚えなくても大丈夫です。1.14以降であればサジェストが強力に機能するでしょう。予測候補が出た段階で上下キーで選択、「TAB」キーを押すと指定された文字列が補完されます。
ブロック名がわからないときは、「F3 + H」キーを押すと、クリエイティブのインベントリ画面で各ブロックのブロック名が表示されるようになります。これで次からは大丈夫。ちなみに「minecraft:」の部分は省略可能です。
4. 詳しい情報とか
- 各ブロックの状態とか、もっと詳しく知りたい場合はWikiが便利です。日本語だと更新が遅かったりするので英語版を見たほうが良いでしょう。