切っても切れないマイクラ著作権備考録
コマナズです。
パクツイにしろ、テクスチャの盗用にしろマインクラフターにとって著作権問題は残念ながら切っても切れない関係です。作品を発表した以上、どこぞの誰かがやるかもしれません。これ書いてる人は法律の専門家ではまったくありませんが、近頃頻発したため、自衛で昔調べた情報とかを備考録的にまとめるよ。つまり私もいざ問題があったらこれを使うわけです。
ケーススタディ
建築物の形状をパクられた
残念ながら、このケースは実は著作権としては法的な通報が難しい。建物の場合は著作物というか工業的な意匠に近い。ただ、「ワールドを丸パクリして自作発言した」ケースだと著作人格権でアウトになるかもしれない。ただしそんな判決出たことないので私もわからない。ただ、当事者間同士の決まりとして多くの場合は自作発言はふつう許されているわけもなく、パクったことが発見された場合はその人の信用はたいがい地に落ちる。それとは別に、いくつか別件でアウトのケースがある。
- だれかの名誉を毀損したケース
- 商標権など別の意味で権利を侵害したケース
- EURAでアウトとされている行為を行った場合(ただしこの場合権利者はMicrosoftとなる。)
リソースパックのテクスチャ、投稿画像、または動画をパクられた
この場合は自分が権利者かどうかで分かれる。
自分が権利者でない場合
炎上させずに黙って作者&運営元に通報して、ブロックすべし。下手に炎上させないこと。
- 証拠が消える恐れがあるため。
- 誹謗中傷した場合はあなたも立派な犯罪者。名誉毀損で訴えられるケースもある。
自分が権利者の場合 (または、権利者でもない人から通報されたケース)
TwitterとかYoutubeとかInstagramとか米国系SNSで事件が発生するケースが大半。この場合はDMCA (デジタルミレニアム著作権法) 違反として黙って通報すべし。
DMCAには「ノーティスアンドテイクダウン」の仕組みがある。ざっくり以下の理解である。ただ、この通知および反対通知は個人情報を相手に通知するため、それなりリスクの高い行為である。これにより安易な通知や反対通知は減少することとなる。これをする、ということは言い換えれば簡易的な裁判一歩手前である。
- まずは権利者が通知する。この時点で相手が反対通知しなければコンテンツは勝手に削除される。
- 通知された場合、意義がなければ黙って削除を受け入れる。異議があれば申し立て(反対通知)を行う。
- 反対通知で権利者が黙っていればコンテンツは復活する。権利者が黙らない場合は本格的な訴訟になる。 ※ただし、運営元が明確に著作権違反を見つけた場合はこの限りではない
ニコニコとかはてなブログとか日本のサイトで起きた場合はサイトによる。少なくともこのはてブロで起きた場合は通報を受けて運営元で調査する、と記載されている。 はてな情報削除の流れ - Hatena Policies
問題は中国とか全然別の場所で起きた場合が難しい。この場合の手っ取り早い答えは持っていない。通報フォームが用意されてなければ、早めに弁護士に相談したほうが良いだろう。
MODがパクられた
- これこそめったにないケースだけど、MinecraftのEURAでは1からつくられたMODは著作権者に帰属すると、明確に書いてあるから普通に著作権違反で通報していい。ただしいくら自分のMODでも金儲けしたらEURA違反なのでNGだ。